一般社団法人日本先進医療臨床研究会(東京都中央区・代表理事小林平大央)は、進行ガンに対して、国産海藻原料によって抽出される低分子フコイダン含有の「医療機関専用サプリメント」を使用した会員医師による治療と、治療結果の集積による症例研究(文書研究)を2022年4月より開始する、と発表しました。

新たなガン併用療法として期待される低分子フコイダンとは

低分子フコイダンは、海藻の粘膜物質として知られる成分です。肝臓への血清糖タンパク質の取り込みやマクロファージ遊走阻止因子の受容体に結合し、アポトーシスを誘導するといった作用を有することから、様々な分野で研究がすすめられ、世界各国で1,300以上の論文が報告されています。

現在、低分子フコイダンは、医薬品ではなくサプリメントとして、主にがんの治療・予防に用いられ、基礎研究の分野では、抗炎症・抗酸化などの生理活性が明らかにされています。免疫活性や造血作用など幅広く健康増進に寄与しています。

健康増進効果は期待されるものの、分子構造が大きいために腸管での吸収が困難であることが欠点でしたが、超低分子処理・リン酸化処理をほどこすことで、腸管吸収が可能となり、効果が期待できます。また、海藻は国産(沖縄県離島)のものを厳選することで、高いミネラル含有と安全性があり、安心して内服できるものとなっています。低分子フコイダンをガンの併用療法として用いた報告では、腫瘍マーカーの低下、抗がん剤の副作用低減など延命に有効だった所見が多く、QOLの改善においてはかなり有用な素材です。

こうした事実から当会では、会員医師の医療機関において、低分子フコイダンを使用した進行ガンに対する治療を開始し、また同時に、治療の結果を集積する事による症例研究(文書研究)を行うことにしました。

★低分子フコイダンを使用した進行ガンに対する治療、及び症例研究に関して、詳しい内容は下記の日本先進医療臨床研究会・治療研究ページをご確認ください。

本件に関するお問い合わせ先

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